ペン型マウス改造への道 その4

さて、寄り道しまくっていて間を空けてしまいましたが、この記事の続きです。

at-you-key.hatenablog.com

3Dデータの仕上げ

仮想ボディをつくって中身をくり抜く

パーツの配置が決まったので、それに合わせてボディをくり抜いていきます。

まず、くり抜きたいところに仮想のボディを作ります。

赤い半透明の部分が仮想ボディです、この範囲を結合コマンドで切り取ります。

ついでに真ん中から切り開くと

こうなります。

M3のネジ穴をあける

今回作るのはデザイン検証用のプロトタイプのつもりなので、M3ネジでざっくりとじる仕様にします。

他の部分と干渉しないように気をつけながら、適当に穴の場所を決めます。

位置決めが楽にできるように2箇所あけておきましょう。

※3mmの穴でプリントしてM3ビスだと結構きつかったので、少しマージンを取っておいたほうが良いです、3.4mmくらいかな?

M3ナットの寸法を調べて

さっきのネジ穴に合わせて配置します。

同じようにM3の鍋ネジを描いて

押し出しコマンドで穴をあけます。

3Dプリントふたたび

これで3Dデータが整ったので、プリントしていきます。

プリントには7時間弱かかりました。

f:id:at_you_key:20190322191653j:plain

組み立て

軽くバリをとってから、ネジ止めして組み立てていきます。

f:id:at_you_key:20190322191549j:plain

f:id:at_you_key:20190322191635j:plain

スイッチも取り付けてみます。 f:id:at_you_key:20190322190102j:plain

できました!

f:id:at_you_key:20190322191609j:plain

元々のナンチャッテエルゴノミックデザインに比べて、握り心地が飛躍的に向上しました!

f:id:at_you_key:20190322190042j:plain

いろいろあって今に至る

その後、いろいろと調整を加えて今の最新のデザインはこれです。

使いやすさを追求すればするほど、どんどん禍々しいフォルムになっていく不思議。

”いろいろ”の内訳については、次の記事で書こうと思います。

まだまだつづく