さて、寄り道しまくっていて間を空けてしまいましたが、この記事の続きです。
3Dデータの仕上げ
仮想ボディをつくって中身をくり抜く
パーツの配置が決まったので、それに合わせてボディをくり抜いていきます。
まず、くり抜きたいところに仮想のボディを作ります。
赤い半透明の部分が仮想ボディです、この範囲を結合コマンドで切り取ります。
ついでに真ん中から切り開くと
こうなります。
M3のネジ穴をあける
今回作るのはデザイン検証用のプロトタイプのつもりなので、M3ネジでざっくりとじる仕様にします。
他の部分と干渉しないように気をつけながら、適当に穴の場所を決めます。
位置決めが楽にできるように2箇所あけておきましょう。
※3mmの穴でプリントしてM3ビスだと結構きつかったので、少しマージンを取っておいたほうが良いです、3.4mmくらいかな?
M3ナットの寸法を調べて
さっきのネジ穴に合わせて配置します。
同じようにM3の鍋ネジを描いて
押し出しコマンドで穴をあけます。
3Dプリントふたたび
これで3Dデータが整ったので、プリントしていきます。
プリントには7時間弱かかりました。
組み立て
軽くバリをとってから、ネジ止めして組み立てていきます。
スイッチも取り付けてみます。
できました!
元々のナンチャッテエルゴノミックデザインに比べて、握り心地が飛躍的に向上しました!
いろいろあって今に至る
その後、いろいろと調整を加えて今の最新のデザインはこれです。
使いやすさを追求すればするほど、どんどん禍々しいフォルムになっていく不思議。
”いろいろ”の内訳については、次の記事で書こうと思います。
まだまだつづく