この投稿は、キーボード #1 Advent Calendar 2023 - Adventarの8日目の記事です。
日付を勘違いしていて、当日の朝に大急ぎで執筆しております…!
ちっちゃいキーボードを作ろう
最近、「最小のAndroid 13スマートフォン」こと、Unihertz Jelly Starを買いました。
iPhone 3GSから14年近くiPhoneユーザーでしたが、なんだか最近は機種変更が消耗品交換みたいな気持ちになってきてしまいました。
10万円超のガジェットを買うのに高揚感が足りてないなぁなどと思っていたところ、この透明ボディが僕の心のなかの'90キッズにダイレクトアタックをかましてきました。
見るからに使い勝手のクセが強そうですが、意外にも、Felicaと防水性能が無いこと以外は、ごく普通に快適に使えています。
一週間ほど使っていると、ふと「あ、このサイズに合うキーボードを作ろう」と思いました。そこに山があるから的な気持ちです
そうと決まればさっそく、最近はいつもの34%キーボードで使っているキーマップがお気に入りなので、このキーボードの設計を流用してサイズダウンしたものを作ってみることにしました。
やることは簡単で、KiCADのプロジェクトをコピーしてきて、PCBレイアウトを作り直すだけです。
唯一といってもいい新設計要素は、キースイッチの選定です。 まず候補に上がる普通のタクトスイッチは、重いしカチカチ言うしでいやなので、小さい静音スイッチを探すことにします。
諸々の経緯は端折らせていただいて、マウスの静音化によく使われる、Kailhの静音マイクロスイッチを選びました。
半端な空きスペースがあったので、カーソルキーを想定した4キーを追加してみました。マウスキーにアサインしても良いかも。
スイッチが斜めに並んでいる様子もカッコいいかなと思って、少し回転をかけてみました。ウン、かっこいい。
物理的な固定方法も考えとかなきゃいけないなと思いつつ、そういうとこを考えはじめるとプロジェクトが停滞しがちなので、いったん目を背けることにします。 気休めに、真ん中にビス穴だけ設けておきました。
ここでいつものJLCPCBに発注、5枚で300円弱でした。
思いついてからここまでが2時間ほど、なにか重大な検討漏れがある可能性も高いですが、まあ300円ならミスってても良いでしょう。
〜1週間後〜
基板とスイッチが届いたのでさっそく仮組みしてみました、よさそう!
よさそう!
そうそう、基板の空きスペースには、道なき道をすすむモチベーションをふるい立たせるために、エメット・ブラウン博士のありがたい言葉を刻みました。
残るはこれをどう固定するか? という課題ですが、どうしようかな。
ありがたいことに、公式サイトに外形図が掲載されているので、これをトレースしてなんかやろうかと思っています。
ふぅ、なんとか間に合った…!
明日はせきごんさんの記事です。