近ごろ、iPhone単体で3DスキャンができるiPhone LiDAR界隈が盛り上がってますね、とくに土木、建築、考古学界隈などで活用事例が多いようです。
スマホのおまけ的機能なので、精度とパワーは簡易的なものですが、個人で買える手のひらサイズの端末で、3Dスキャンから事後のデータ処理からWebへのアップロードまでできるのってすごいですよね?
iPhone LiDARについては、この記事や
この記事が参考になります。
たとえば、長い棒の先に付ければドローンLiDARごっこもできますが、どこが撮れているかその場でプレビューできないというのが難点です。
そこで、ひとつ使えそうな案を思いついたので、概念実証(Proof of Concept)をやってみました。
アイディア
iPhone → Lightning-HDMI変換 → HDMI-USB変換 → OTGアダプター → Androidタブレット(OTG対応のもの)
HDMIからUSBに変換するキャプチャー機器ってお高いイメージでしたが、最近は簡易的なものが千円前後で買えます。これ、ひとつ買っておくと意外と役に立ちます。
Lightning-HDMI変換器も2,000円前後なので、ケーブルなど合わせてトータル3,000円ちょっと。
実証実験
意外とOTGでカメラ読み取れるアプリが見つからず、使えるアプリ探しにてこづりました。
それらしいのはいくらか見つかるんですが、相性があるようで、ものによっては映像が映らなかったり、ブロックノイズが酷かったり。
そのうえ、軒並みアイコンとUIがダサいので、ややテンションが下がりつつ、動くアプリ見つけました。(記録取り忘れたので、アプリ名はあとで確認して追記します)
映りはバッチリです。
twitter.comちょっと前に思いついた、iPhoneの画面を有線でAndroidに映すのうまくいった
— アツユキ (@aaa_tu) 2022年3月28日
iPhone LiDARを棒の先につけたときに、手元でプレビューしながらスキャンするための構成
iPhone→HDMIアダプター→HDMIキャプチャードングル→OTGアダプター→Androidタブ pic.twitter.com/tv0twkWtB4
解決すべき課題
- 電源
- Androidからの電源供給だけではHDMIキャプチャーボード動かなかったので、外部電源を追加する必要があります。モバイルバッテリー?
- ケーブル
- 電源供給も考えると長いLightningケーブル?
- アプリ
- UIがマシなのないかな?
あれ?
そういえば、発想の起点は「Androidタブレット使えば内蔵バッテリーで使えてコンパクトじゃん」ってところだったはずなんだけど、バッテリー必要なら小型のHDMIディスプレイでよくない?
はい、解散!